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2006年11月10日 (金)

新線試乗記-ポートライナー神戸空港延伸

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路線図

関西地区ではこのところ新線の開業ラッシュだ。この先も大阪地下鉄今里筋線、大阪モノレール彩都線などがスケジュールに上っている。開業済みの路線は早めに乗っておこうと、市立博物館に行ったついでに神戸新交通ポートアイランド線、愛称「ポートライナー」の三宮駅へと足を向けた。

ポートライナーは、走行路の側方に設けられたガイドウェイに沿って走行する側方案内軌条式の新交通システムで、1981年2月の開業。この方式では日本での草分け的存在だ。当初は線名の示すとおり、神戸港の人工島であるポートアイランド(以下、港島)の住民の足として建設されたのだが、25年目になる今年(2006年)2月2日、市民広場駅~神戸空港駅間4.3kmが延長開業した。港島のさらに沖合いに造成した神戸空港の開港に合わせて、空港と市街地を結ぶ交通機関として新たなデビューを果たしたのだ。

もともと無人運転なので前面の展望はすこぶる良好だが、既存の車両がロングシートなのに対して、新型車はかぶりつきのクロスシートがあって狙い目だ。出かけたのは日曜日の午後だったが、開港フィーバーももう収まったと見えて車内に空席が目立った。東西方向のJR線に接している三宮駅を出ると、最徐行で鋭角にカーブして、街路の上空をまっすぐ南下する。突き当たりはもとのJR神戸港駅だが、廃止後更地となって、みなとのもり公園用地と書いた看板が立っている。更地の縁を迂回するとやがて港をまたぐ神戸大橋だ(写真は海上から)。ゆりかもめのレインボーブリッジと違い、道路とは独立したアーチ橋なので、見晴らしは抜群だ。秋の日差しが波間に反射してまぶしい。

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「本土」と港島を結ぶ神戸大橋
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中公園駅から三宮方環状線(左のルート)と空港線(中央)が合流する

港島に渡って最初の駅は中公園で、当初からある島内環状線が頭上を越えて合流してくる。港島も街開きから四半世紀を経過し、街路樹が成長して風景がすっかり落ち着いた。この先は延長開業に伴って複線化された区間で、今走っている南行(終点に向かって左側)が新設線だ。2つ目の市民広場駅で環状線を左に分岐したあと、いよいよ初乗り区間に入る。港島自体も南に拡張されており、造成したままの空き地が目立つ。島の南端、ポートアイランド南駅はぽつんと一人取り残されたような場所にある。高架の足元には神戸花鳥園が完成しているのだが、低層の建物で目立たないのだ。

再び進路を南に転じると、弓なりに高まるガーダー橋の先に、空港が姿を現した。中型機が2機留まっているばかりで、予想していたよりも小ぶりな施設だ。到着後、空港ビルの屋上からいま来た方角を振り返ると、神戸市街の背後にそびえる六甲の山並みがかすんで見えた。だいぶ沖に出てきたことを実感した。

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神戸スカイブリッジ(空港連絡橋)
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神戸空港駅手前の渡り線

(写真は2008年12月20日撮影)

■参考サイト
神戸新交通 http://www.knt-liner.co.jp/
神戸空港付近の1:25,000地形図
http://maps.gsi.go.jp/#15/34.637300/135.229100

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